プロテクターの恩恵は無視できない
ストライダーは1歳半から乗ることのできるペダル無し自転車です。
ストライダーは軽いので幼い子供にも扱いやすい一方、受け身をとるといった基礎知識のない幼児がブレーキのない遊具に乗るには、それなりのリスクが伴います。
今回は、おすすめのプロテクターをご紹介するとともに、ストライダーなどによる事故についても少し触れたいと思います。
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ストライダーなどのランニングバイクでよく見られる転び方
プロテクターの紹介の前に、まずはランニングバイクでよく見られる転び方を解説します。

転び方をイメージできればどんなプロテクターが必要かわかります。
ストライダーのハンドルを持って座ったまま転倒
さいしょに一番よく見かける転び方は、ランニングバイクのハンドルを持ったままランニングバイクと一緒に横倒しになるものです。
ランニングバイクは軽いので、子供の体にのしかかってきても問題ありません。
それに、ストライダーなどのペダル無し自転車で写真のようにグリップエンドがあるものは、転倒したときに手に伝わる衝撃を和らげてくれます。

子供の体が横倒しになるときの対策だけは最初から必要です。
ストライダーなどで転ぶときハンドルから手を離す
ストライダーが上達してくると、子供たちはありとあらゆる体制で転ぶようになります。
転倒するときに手を離してしまうこともよくあります。
上手になると、スピードが出るので、転倒による衝撃以外にも体が地面とこすれることへの対策が必要になります。

服装なども気を配りましょう。
坂道などでスピードがつくと前方へ投げ出されることも
ランニングバイクに慣れると油断が生まれ、時には危険の潜む場所で遊ばせてしまうことがあるかもしれません。
坂道や段差のある場所では、ハンドル制御が難しくなり転倒することがあります。
その場合は、ランニングバイクから前方へ投げ出される可能性もあります(後半の事故事例を参照)。

慣れてきたら乗る環境、ブレーキなどの装備についてチェックしましょう。
衝撃を全身で受け止めるためには、ヘルメットに加えて、ひじとひざの両方を守るプロテクターが必要です。
ストライダーなどの転倒時に手をつくことへの対策について
ランニングバイクに乗っていて転倒した場合、歩いているときと同じように、子供は手で自分の体を支えようとします。
しかし、転倒時の衝撃が大きいと、手をついたときのケガのリスクが高まります。
リストガードで骨折することがある
手首のねんざを防ぐためにリストガードを付けるべきと考える人もいるでしょうが、幼児の場合は事情が違います。
リストガードは、手首への衝撃を手の甲や腕に分散させることでねんざを防ぐプロテクターなのですが、幼い子供は骨が柔らかいので、プロテクターの縁から強い力が加わると、骨折してしまうことがあります。
リストガードよりもグローブがおすすめ
幼児の骨折は気付かれにくく、放置すると手の発達が左右非対称になるといった後遺症が心配です。
写真のようにプロテクターをセットで購入すると、リストガードが含まれていることがありますが、使用する場合は注意してください。
手のケガが気になるなら、リストガードよりもグローブの方が良いでしょう。
おすすめのプロテクター4選
このように、ストライダーに乗る子供たちは様々なかたちで転びます。
今度はおすすめのプロテクターを見ていきましょう。
1位:ストライダー公式プロテクター エルボー&ニーパッド
ストライダーの対象年齢が1歳半からとあって、ストライダーが公式に販売しているプロテクターも1歳半〜5歳まで対応しています。
写真で見た時は、可愛いというよりもかっこいい印象がありましたが、実際に付けてみるとストライダーのタイヤの黒とリンクしますし、女の子の我が子でも似合いました。
2位:Simply Kids 軟式プロテクター
Simply Kidsは子供の自転車用プロテクターを販売しているブランドです。
腕までカバーしてくれて安心です。最近はスネのガードがついたバージョンも販売されています。夏場は少し暑いかもしれませんが、全部洗濯できます。
フィンガーレスグローブなども付属。ピンクやブルーの迷彩柄、犬猫、恐竜などの個性的な柄があります。
3位:BELL ストリートシュレッドパットセット
BELLはロサンゼルスにある老舗のヘルメットメーカーです。BELLのプロテクターでは3歳〜8歳まで(?)対応するものが出ています。
かんたんな作りですがフィンガーレスグローブもついてお値段が安く、消耗品として割り切って使いたい方におすすめです。
赤以外にも、様々なカラーがあって、ランニングバイクやヘルメットと合わせることができます。
4位:OMG! プロテクター3点セット
日本のスケートボードブランドが販売するプロテクターです。
筒状の部分に手足を通してマジックテープでとめます。
なんといっても、このブランドはサイズ展開が豊かです。5段階あって、一番下のXXSは110cm以下(5歳以下)の設定となっています。
おすすめしたプロテクターの比較
紹介した4つのプロテクターを数値で比較してみると、以下のような違いがあります。
ストライダー エルボー&ニーパッド |
Simply Kids 軟式プロテクター |
BELL street shred pad set |
OMG! プロテクター3点セット |
|
対象年齢※ | 1.5〜5歳 | 2〜4歳 | 3〜8歳 | 〜5歳 |
固定 | マジックテープ | マジックテープ | マジックテープ | 筒状・マジックテープ |
セット内容 | 膝・肘 | 膝・肘・手袋 | 膝・肘・手袋 | 膝・肘・手首 |
デザイン | 黒1種類のみ | 迷彩・犬猫イラストなど | 複数のカラーあり | 黒1種類のみ |
価格 | 2,640円 | 2,980円 | 1,500円 | 3,834円 |
※対象年齢は商品の一番小さいサイズのものを載せています。この数字はあくまで目安です。子供の腕の太さや服装などによっても違ってきます。
※価格は記事執筆時点のAmazonの価格を掲載しています。

プロテクターの性能を活かす上で年齢や体格にあったものをえらぶことは重要です。
ストライダーに乗るためにつけるプロテクターを選ぶ場合の注意点
我が家で購入した市販のプロテクターは、マジックテープの範囲が足りずユルユルでしたので、途中で買い直しました。
プロテクターを選ぶ上で注意すべきことをご紹介します。
初日からプロテクターをつけてランニングバイクに乗る
出典:消費者庁ニュースリリース(24箇所の医療機関の件数。詳細は後で触れます。)
プロテクターは初日から身につけるべきです。
グラフから分かるように、ペダル無し自転車の事故は1、2歳でもたくさん発生しています。
何日か経ってからでは、ストライダーとプロテクターがセットだという認識を持ちづらくなり、子供がプロテクターを嫌がる可能性があります。

プロテクターは子供の力でも簡単に外すことができる。
プロテクターはジャストサイズを選ぶ
1歳半や2歳でつけられるサイズのプロテクターは種類に限りがあります。
子供がすぐに成長して使えなくなるので、入手しやすい少し大きめのプロテクターを選ぼうと考える人もいるでしょう。
しかし、ご紹介したとおり、プロテクターは2歳〜5歳までといった感じで長く使うことができるため、今現在の子供の体にフィットするものが断然おすすめです。
※実店舗に行っても商品がなかったり試着できなかったりすることがあります。プロテクターを選ぶときはAmazonのカスタマーレビューなどで事前に品質やサイズ感を確認することをおすすめします。
プロテクターは消耗品なので新品がおすすめ
プロテクターはそもそも消耗品であり、目に見えない傷が広がっていって、ある日突然パッドが外れてしまったり割れてしまったりといったことが起こります。
私はメルカリのヘビーユーザーで、メルカリにも多数の子ども用プロテクターが出品されているのを目にします。
しかしプロテクターに関していうと、値段相応かどうか見た目で判断することは難しく、新品を買うほうが無難だと感じます。
ストライダー等のペダル無し自転車による事故は増えている
出典:消費者庁ニュースリリース(24箇所の医療機関の件数。詳細は後で触れます。)
自分の子供をペダル無し自転車で遊ばせるようになると、プロテクターをつけずにストライダーで遊んでいる子供が目につくようになりました。
消費者庁によると、ペダルなし自転車の事故は年々増えているようです。

最後に、ペダル無し自転車の事故について触れます。
ストライダー等ペダル無し自転車の年間の事故件数を推測
ペダル無し自転車は「車両」ではなく遊具ですので、道路交通法で規定された事故件数の正式な統計がありません。
消費者庁ニュースリリースによると「医療機関ネットワーク事業」に参画する医療機関(令和元年6月時点で 24 機関)から消費者庁に対して、ペダル無し自転車の事故情報が、平成22年12月からの8年間で106件寄せられたそうです。先ほどのグラフが毎年の件数です。
全国の整形外科は病院で約5,000施設、診療所で約13,000施設あります。病院の規模や地域差などは考えず、ざっくり比例計算してみます。
例えば24施設で1年間で20件、これが全国で18,000施設分となると、年間15,000件のペダル無し自転車関連の患者が発生していることになります。
ストライダー等ペダル無し自転車の100台あたりの年間の事故発生件数を推測
ストライダーは世界で300万台販売されていて、日本での販売がその3割程度、ストライダー以外も含めてその2倍のランニングバイクが日本にあるとします。
※けがの割合を少なめ(辛め)に見積もるために、たくさんのランニングバイクが日本にあるという前提で考えてみました。
その3割の60万台、つまり60万人の子供が毎年ストライダーに乗っているとすると、年間で100人中2.5人が病院にご厄介になっている計算です。

100人中2、3人という数字、無視できません。
消費者庁によるストライダーなどの事故事例を紹介
消費者庁ニュースリリースでは、具体的な事故事例も紹介されています。
ここでは「医療機関ネットワーク事業」に参画する医療機関で把握した「病院に行かなければ対応できない頭や顔のケガ」が主に紹介されています。
【事例1】 ヘルメットは装着していたが、道路で乗っていた。坂を下りているときに止まれず電柱で顔面を打撲した。下唇が腫れ上がり出血。上の歯ぐきも出血。
(平成 31 年1月、4歳、即日治療完了)
【事例2】 下り坂を走行中、道路の凹みに引っかかって、止まれず頭から地面に激突し、その勢いで前方に 1 回転した。おでこに 1 センチ程度の切り傷、唇が腫れ上がり、左腕と右膝に擦り傷。ヘルメットは装着していた。
(平成 30 年4月、3歳、即日治療完了)
【事例3】 ヘルメットを着用せず、道路で乗っていた。歩道を走行中、交差点で止まろうとした際によろけて右側に転倒。その際に走行中の自転車のスタンドに右側頭部を打撲した。頭部の切り傷を1針縫合。
(平成 30 年3月、2歳、要通院)
【事例4】マンションの中庭で遊んでいて、乗ったまま、階段を滑り降り、10 段滑落。最後で前方に転倒し、頭部を打撲した。地面はタイルが敷き詰められていた。ヘルメットは 未装着。嘔吐したり、意識がなくなったりということはなかったが、眉間を5針縫合。 ヘルメットを装着していれば防げたと考えれられる。
(平成 30 年7月、4歳、要通院)
【事例5】 公園のコンクリートの坂道を下っていたときに転倒。顔面からコンクリートの地面にぶつかった。すぐ泣いて、嘔吐や意識消失はなかった。ヘルメット着用なし。おで こに5cm ほどの腫れ。おでこ、上唇、左腕、左膝に擦り傷。
(平成 30 年5月、2歳、要通院)
ヘルメットやプロテクターのなかった子供が怪我を負っている様子がよくわかります。

病院に行かないレベルの打撲や擦り傷はもっとたくさん発生していると想像されます。
子供の安全を確保するのは大人たちの義務
子供がプロテクターを嫌がったり、すぐに外してしまったりすることはたくさんあるでしょうし、大人がプロテクターを持っていくのを忘れたり、付けてあげるのを忘れたりすることもあるでしょう。
でも、「ランニングバイクだし、ヘルメットだけで十分」「まだスピードが出ないから大丈夫」といった考え方は避けるべきです。

子供が安全に楽しくストライダーで遊べるように、心を配ってあげましょう。
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