絵本で幼児教育

絵本の読み聞かせ方に正解はなし!毎日10冊をこなすための工夫・幼い子供の理解を促す

絵本で幼児教育

様々な読み方で子供と絵本を楽しむ

ネット上では、絵本の読み聞かせ方について、さまざまな細かいアドバイスが溢れています。

今回は、1日10冊、のべ5,000冊以上読み聞かせてみた時点で、読み聞かせ方法について感じたことをまとめてみました。

絵本の読み聞かせは子供が聞いてくれないとつまらない

絵本の読み聞かせについてよく聞くアドバイスがいくつかあります。

✔️ 読み聞かせ方についてよくある助言
・ 抑揚をつけない
・ 登場人物の演じ分けをしない
・ 子供が聞かずとも読み聞かせを継続する

でも、親としては、子供が興味津々に聴いてくれたほうが楽しいし、聴いてくれなければ心が萎えます。

子供が興味を持ってくれないのに1日10冊の読み聞かせを継続することは、はっきり言って不可能です。

私は抑揚をつけて読んでいます

だから、はじめて読んだり、理解が難しかったりする絵本に関して、私はありとあらゆる工夫を凝らしました。

✔️ 私が凝らした工夫
・ 大げさに抑揚をつける
・ 大げさにキャラクターを演じ分ける
・ 話しているキャラクターを指差す
・ 実物を見せて説明しながら読む

子供は楽しそうに聞いてくれました。

私は絵本の内容を時々変えて読んでいます

場合によっては、

・ 簡単なことばや普段使うことばに変更
・ 動作の解説やオノマトペを加える

なんてことも平気でしています。

絵本の多様な読み聞かせをしても良い合理的な理由がある

私がこのように、多様な読み聞かせ方をしてもよいと判断した理由は、以下のとおりです。

たくさんの子供を相手に絵本を読み聞かせる場合

保育園の先生が、園児に読み聞かせる場合は、多くの園児に1度で内容を理解してもらい、楽しんでもらう必要があります。

1人や2人の園児が聴いていてくれなくても、その他大勢が聴いていてくれる読み方を追求し、淡々と読むことになります。

家で子供に絵本を読み聞かせる場合

一方、家にある絵本は、何度でも読むチャンスがあります。

絵本の内容を正確に伝えたいと思う場合であっても、最初は伝わりやすいように追加や改変を加えた読み方をします。

子供が絵本のストーリーを理解し始めたら絵本に書いてある通りの読み方に戻せばよいのです。

万が一、数回しか読まない絵本があったとしても、そんな絵本は子供の記憶に残りませんから、特殊な読み聞かせ方をしても問題になりません。

そもそも子供の年齢によって読み方は変わる

3歳の子供と2歳の子供では、絵本の読み聞かせ方が大きく変わります。

3歳の子供に絵本を読み聞かせる場合

絵本の内容を十分理解できる年齢になると、耳で聴いた内容からある程度イメージがわいてきます。

絵本にかかれている絵の内容と耳で聴いて頭で描いたイメージとを行ったり来たりしながら絵本を楽しむことができます。

大人が淡々と読み聞かせるだけでも、十分に絵本の世界に入っていくことができるのです。

1歳や2歳の子供に絵本を読み聞かせる場合

一方、1歳や2歳の子供は、分からない単語や物語の背景がたくさんあります。

例えば、むかし話でおじいさんがしばかりに行ったと読んでも、何のことだか分かりません(絵本に出てくる「しばかり」は、たきぎに使う小枝を刈り取ることです)。

しかし、読み聞かせ方を工夫して大筋を理解した子供は、その後、むかし話を「読んで」と持ってきてくれるようになります。

ももたろう(Amazon)

絵本をいつも正確に淡々と読むのは意外と難しい

いつも淡々と抑揚をつけずに、絵本の通り正確に読むなんて、そもそも不可能です。

親のコンディションは毎日違う

親はロボットではありませんから、読み聞かせ生活を続けるなかで、つい感情を込めて読んでしまったり、焦って早口で読んでしまったり、眠くてつっかえながら読んだりすることがあります。

子供のコンディションも毎日違う

子供のコンディションも毎回ちがっていて、興奮していたり、眠かったり、癇癪をおこしていたりします。

子供の反応を見ながら絵本を読み聞かせていると、必然的に毎回違った読み方になります。

絵本の多様な読み方は子供の理解を深める効果がある

1歳や2歳の子供は大人が思っている以上に賢く、大人の言わんとしていることを理解してくれます。

むしろ、様々なやり方で読むことで、子供に新たな気づきを与えられることが多々あるように感じます。

絵本の内容を変更して読み聞かせるメリットを「ロージーのおさんぽ」で実感

くもんの絵本リストに載っている「ロージーのおさんぽ」という絵本で、実際にどのようにメリットがあったのか説明します。

ロージーのおさんぽ (ハッチンスの絵本)

「ロージーのおさんぽ」は、文字数が少なく、ストーリーもシンプルな絵本です。

しかし、くもんのリストにおけるこの絵本の難易度は4Aとされており、2、3歳の子供に読んで聞かせるのは難かしい絵本にランク付けされています。

くもんでは13段階それぞれに年齢を指定しているわけではありませんが、5Aは0〜3歳、4Aは4歳などと言われています。

難しい理由は2つあります。

装飾的な絵の絵本は幼い子供にどう見えるか

出典:絵本ナビ(ロージーのおさんぽ)

装飾的な絵や、デフォルメされた絵は、幼い子供にとって理解しやすいコンテンツとは言えません。

「ロージーのおさんぽ」では、きつねが池に入る際に上がる水しぶきや波が幾何学的な模様に見えます。

水はまわりの岩や植物と同じようなクリーム色で表現されていて、池として認識しにくいように感じられます。

主人公以外の動作に関する説明が少ない

「ロージーのおさんぽ」の主人公、めんどりのロージーの動作ばかり言及しています。

ロージーを狙おうとしてひどい目にあっているきつねについては、一切説明がありません。

Lucky
Lucky

推してはかるべしということのようです。

絵本を読み聞かせるときに説明を追加してみた結果

子供が1歳半のころから1年間で15回、この絵本を読み聞かせてみました。

最初の数回は、この絵本のストーリーや魅力を伝えるために、きつねの動作に「ぴょん」「ドボーン」「ゴツン」「ドサッ」といった擬音語・擬態語を思いつくままに追加しました。

このように工夫を重ねて読んでみたところ、7回目で子供がふいに、「きつねさん、わるいね!」と言いました。

子供が絵本の趣旨に気がついたら読み方を元に戻す

私はきつねが悪い存在だと教えたいわけではなかったので、そのような言い方はしていませんでした。

子供が、自分でストーリーを解釈して言ったことばだと思われます。

私は、子供が「ロージーのおさんぽ」のポイントを理解してくれたように感じたので、以降は絵本に書いてあるとおりの読み方に戻しました。

絵本を臨機応変に読むのはくたびれる

絵本に書いてあるとおりの読み方に戻したのは、単に、その方が楽だという理由からです。

臨機応変に絵本の言葉を変更したり追加したりしながら読む作業は、かなり頭を使い、くたびれますからね。

私の結論

絵本の多様な読み聞かせ方、絵本どおりでない読み方を、否定する意見があります。

しかし、絵本の読み聞かせ方に正解はありません。

たくさんの工夫をこらしながら、読み聞かせ生活を楽しんでいきたいですね!

コメント