産後の体のケアで癒しをもたらす
出産後はずっと子供のケアに追われて、これまでやってきたことに手が回らなくなります。
とくに、ムダ毛を処理するといった体のケアをためらう人は多いでしょう。
今回は、出産後におすすめのムダ毛処理である電動シェーバー・光脱毛の合せ技について、他の処理方法とくらべながら説明します。
ネット上で蔓延しているウソ情報への注意喚起ものせています。
※当ブログでは楽天アフィリエイトのリンク画像を一部に使用しています。
出産後のムダ毛処理は面倒
日本人は体毛が黒い人がほとんど。
黒い毛のムダ毛は目立つので、日本人女性の8割が処理をしているといわれています。
しかし、産後の女性は、この無駄毛処理をめんどうに感じることが多いようです。
ムダ毛があっても生きていけます。
産後・育児中のムダ毛処理が面倒になる理由
産後・育児中のムダ毛処理がめんどうになる理由は、以下のようなものが考えられます。
✔️ 産後・育児中のムダ毛処理の面倒な点
・ ホルモンバランスにより肌トラブル頻発
・ 産後は体調が優れないことが多い
・ 育児が忙しく自分のケアに時間を割けない
・ カミソリ等を子どもの近くに置くのは怖い
赤ちゃんのケアが最優先で、自分のケアはなかなかできません。
でも、ちゃんと体をケアしたりリフレッシュしたりする時間を持つことはとっても大事です。
ムダ毛処理の種類
そもそも、ムダ毛処理の方法には、どのようなものがあるのかまとめてみました。
✔️ ムダ毛処理方法の種類
・ カミソリで剃る
・ 電動シェーバーで除毛する
・ 脱毛クリームで除毛する
・ 脱毛パッドで毛を除毛する
・ ワックス脱毛で毛を抜く
・ ローラーで毛を抜く
・ 光脱毛器でウブ毛に変える
・ 医療脱毛で半永久的に脱毛
それぞれの処理方法、メリットとデメリットをみてみましょう。
ムダ毛をカミソリで剃る
肌にシェービング剤等を塗り、最初は毛流れに沿って、短くなったら毛流れに逆らって、力を入れずになでるように剃ります。
✔️ カミソリのメリット
・ 低価格で手軽に処理できる。
✔️ カミソリのデメリット
・ 肌に負担をかけることがある。
・ 毛根まで処理できずこまめなケアが必要
・ 自分で見えないところの処理は難しい。
ムダ毛を電動シェーバーで除毛する
肌を濡らさずに乾いた状態で、毛流れに逆らうようにゆっくりとなでるように動かして処理します。
✔️ 電動シェーバーのメリット
・ 刃が肌に触れないため肌への負担が少ない
・ 力を入れにくいところも処理しやすい。
✔️ 電動シェーバーのデメリット
・ 初期費用がやや高い。
・ 毛根まで処理できずこまめにケアが必要
ムダ毛を脱毛クリームで除毛する
ムダ毛部分にクリームを塗り、約10~15分放置して溶かし、とれたムダ毛をティッシュなどで拭き取ってシャワーで流します。
✔️ 脱毛クリームのメリット
・ 施術の痛みを感じにくい
・ 後で生えてくる毛の毛先はチクチクしない
✔️ 脱毛クリームのデメリット
・ 1回の処理の時間は比較的長めになる
・ 薬品が肌に合わないと肌トラブルが起こる
・ 毛根まで処理できずこまめにケアが必要
除毛パッドでムダ毛を除毛する
除毛パッドを肌に密着させ、円を描くようにゆっくりと動かして処理することで、毛をカットすることができます。
✔️ 除毛パッドのメリット
・ 効率よく広範囲の毛をカットできる
・ 後で生えてくる毛の毛先はチクチクしない
・ 防水仕様のものはお風呂場でも使える
✔️ 除毛パッドのデメリット
・ 繊細な部分や細かい部分の除毛ができない
・ 毛根まで処理できずこまめなケアが必要
ワックス脱毛でムダ毛を抜く
毛流れに沿ってワックスを塗り、ワックスが固まったら毛流れに逆らって一気にはがします。
✔️ ワックス脱毛のメリット
・ 広範囲の毛を一気に抜ける
・ はがせばすぐにツルツルの状態になる
・ 細かな産毛もキレイに処理できる
✔️ ワックス脱毛のデメリット
・ 毛を一気に抜くことにより痛みが強い
・ 毛穴へのダメージがある
ローラー脱毛器でムダ毛を抜く
ヘッド部分に付いたローラーを毛流れに逆らって転がし、毛を挟み込んで抜き取ります。
✔ ローラー脱毛のメリット
・ 広範囲の毛を一気に抜ける
・ すぐにツルツルの状態になる
✔ ローラー脱毛のデメリット
・ 毛を一気に抜くことにより痛みが強い
・ 一定の長さの毛でないと処理できない
・ 毛穴へのダメージがある
光脱毛器でムダ毛をウブ毛に変える
電動シェーバーで除毛後、器具のヘッドを肌に密着させて光を当てます。
✔️ 光脱毛のメリット
・ 一定期間の使用で毛が薄くなる
・ 生えるスピードが遅くなる
・ 照射部や冷却部分の温度感が心地よい
✔️ 光脱毛のデメリット
・ 痛みをチリチリと感じることがある
・ 初期費用が高い
・ 1回の処理に時間がかかる
・ 一定期間ケア継続が必要
医療脱毛で半永久的にムダ毛を脱毛
医療機関で専用の機器を使って施術を受けると、毛根を破壊することができます。
✔️ 医療脱毛のメリット
・ 一定期間の施術で毛が生えなくなる
・ 一度の施術で広範囲の毛を処理できる
・ 外出を伴うので気分転換になる
✔️ 医療脱毛のデメリット
・ 施術の費用が高い。
・ 1回の処理に時間がかかる
・ 医療機関での施術が必要である
以上が、代表的なムダ毛処理のメリット・デメリットです。
どれも、いろんなメリットとデメリットがありますね。
電動シェーバー
この中でも、産後や育児で忙しい女性に特におすすめしたいのが、ふだん電動シェーバーで除毛しておき、時間があったらそのあとに光脱毛をする方法なのです。
まず、電動シェーバーについて詳しく触れます。
電動シェーバーは往復式、回転式、ロータリー式の3種類がある
電動シェーバーは、ホルモンの乱れなどが原因で肌荒れが気になるときでも使えますし、育児のあい間でも、かんたんに処理できます。
産後の女性、育児などで忙しい女性でも使いやすい特徴を備えています。
電動シェーバーには、「往復式」「回転式」「ロータリー式」の3種類があり、これらの種類や形、サイズなどによって、広い部分や、顔・VIOなどの細かい部分にも使うことができます。
往復式の電動シェーバーの特徴
往復式は、刃が左右に往復します。
3種類の電動シェーバーをくらべたときの往復式の特徴は次のとおりです。
✔️ 往復式電動シェーバーのメリット
・ 深剃りできる
・ 毛が濃い人にもおすすめ
・ T字カミソリと似た感覚で使える
・ 小回りがきく
・ 器具が小さく持ち運びが楽
✔️ 往復式電動シェーバーのデメリット
・ 肌への負担は大きい
・ 駆動音が大きい
・ オイルでのメンテまたは刃の交換要
また、刃の劣化は他のタイプとくらべると早いので、替え刃を売っている製品がオススメです。
回転式の電動シェーバーの特徴
回転式の電動シェーバーは、刃が円形に回転するタイプです。
✔️ 回転式電動シェーバーのメリット
・ 往復式に比べて肌に優しい
・ 刃が長持ちで替え刃の交換頻度が少ない
・ 自動研磨機能でシェーバーオイルが不要
✔️ 回転式電動シェーバーのデメリット
・ 深剃りは苦手
・ 肌に当てたとき刃の位置が分かりづらい
ロータリー式の電動シェーバーの特徴
ロータリー式の電動シェーバーは、円筒形に組み合わされた刃が一定方向に回転するタイプで、往復式や回転式の特徴をあわせ持っています。
ネット刃とも呼ばれています。
✔️ ロータリー式電動シェーバーのメリット
・ なめらかな肌当たり
・ T字カミソリと似た感覚で使える
・ 駆動音は静かで振動も手に伝わりにくい
✔️ ロータリー式のデメリット
・ 深剃りは苦手
・ 剃りにくい所あり
悩んだときは往復式の電動シェーバーを選べばOK
このように、電動シェーバーといってもさまざまな刃のタイプがあり、それぞれの特徴を理解して使う必要があります。
電動シェーバーを1つ選ぶなら、さまざまな部位のムダ毛を扱うことができる往復式がよいでしょう。
往復式はどこででも気軽に使えるシェーバーですが、ブーンという音が出るので、製品によっては使う場所を考える必要があります。
上に載せているパナソニックのフェリエあたりが無難かと思われます。
光脱毛器とは
次に光脱毛器具について見ていきます。
産後の女性にはLEDやレーザーよりもフラッシュランプがオススメ
光脱毛器には、フラッシュランプ、LEDライト、レーザーによるものがあります。
フラッシュランプによる脱毛は、あとでくわしく説明します。
LEDの光脱毛器は、器具の寿命が長く、フラッシュランプより弱い光なので施術期間が長くかかること、フラッシュランプよりも光の波長の種類が少ないことが特徴です。
レーザー式の光脱毛器は、レーザーにより毛根を破す医療行為で、クリニックに通う必要があり、フラッシュランプやLEDとくらべて高額になりますが、毛が生えなくなります。
時間がない産後の女性には、クリニックに通う必要のあるレーザーや時間のかかるLEDではなく、自宅で短期間で効果が出やすいフラッシュランプの器具を使うことがオススメです。
フラッシュランプによる光脱毛の、毛や毛根のメラニン色素を加熱して生える毛を細くするメカニズム
キセノンやクリプトンなどのガスが充填されたフラッシュランプから、フィルターで有害な紫外線などをとり除き、白くて強い光を肌にあてることで、毛や毛根にあるメラニン色素で熱を発生させます。
この熱によって、毛乳頭・毛母細胞、バルジ領域のタンパク質が変性し、毛が抜けていきます。
何度かこのサイクルを繰り返すと、生えてくる毛は、細く目立たなくなります。
毛や毛根が黒いことを利用した脱毛です。
産後の女性にはSHRやHHRよりもIPLやSSCがオススメ
フラッシュランプによる光脱毛のチリチリとした痛みを嫌う人のために、なるべく弱い光での施術が追究されてきました。
その結果、フラッシュランプによる光脱毛は、現在、大きく分けて以下の4種類が存在しています。
✔ 光脱毛の種類
① IPL(インテンス・パルス・ライト)
② SSC(スムース・スキン・コントロール)
③ SHR(スーパー・ヘアー・リムーバル)
④ HHR(ハイブリッド・ヘアー・リムーバル)
① IPLは毛根まで届く強さの光で熱を発生させて、毛根にダメージをあたえます。
② SSCは少し弱めの光と肌に塗ったジェルとで相乗効果を出し、毛根へのダメージや抑毛効果をあたえます。
③ SHRは弱い光を繰り返し照射して、毛根よりも浅いところにある、バルジ領域とよばれる発毛を促す部分にダメージを与えます。施術には経験が必要です。
④ HHRは①と③の合せわざとなっています。こちらも施術には経験が必要となります。
いずれもフラッシュランプの強さと光の当て方を変えたもので、おおよその仕組みは同じ※です。
※③ SHRについて「メラニン色素で発熱させるわけではないので白髪もOK」とする説明がコピペされて蔓延していますが、まちがいです。
黒いところ以外も発熱させたら、皮膚全体がやけどしちゃう。
自宅でつかう器具の光の強さは自分で設定できるため、時間がない産後の女性には、サロンに通う必要のある③や④ではなく、自宅で短期間で効果を出しやすい①や②の器具を使うことがオススメです。
自宅で毛を抜いたり除毛したりするケアと比較した光脱毛のメリットとデメリット
自宅でできる他の脱毛・除毛方法とくらべた光脱毛器のメリットとデメリットは次のとおりです。
✔ 光脱毛のメリット
・ 痛みが少ない
・ 自宅で脱毛を手軽にできる
・ 産毛状態が年単位で維持される
✔ 光脱毛のデメリットや注意点
・ 肌にダメージを与えることがある※
・ 紫外線ダメージ部分は施術できない
・ ほくろなどの周辺は施術できない
※過度な出力のライトや、フィルターが破損したライトを使ったり、頻繁に同じところを施術したりすると、ダメージの原因となります。
きちんとした機器を選び、正しく使いましょう。
おすすめの光脱毛器
光脱毛器でオススメしたいのは、ケノン、ブラウン、パナソニック、ヤーマンなどのメジャーなメーカーや、ミュゼなどのメジャーなサロンの器具です。
たくさん販売実績があるほど、不具合箇所のフィードバックが得られて改善がすすみ、安全性が高められているからです。
ケノン エムテック
ケノンの光脱毛器はコスパに優れていて絶大な人気があります。
価格は10万円〜7万円程度。
VIOラインや顔にも使用可能で、フラッシュ間隔が短いので時短になります。
ブラウン 光美容器 シルクエキスパート Pro5
ブラウン 光美容器 シルクエキスパート Pro5(Amazon)
ブラウンは10万円〜3万円程度のものが出ています。
ヘッドが小さいので細かいところに照射でき、肌の色に合わせて光の強さを自動調節してくれます。
VIOラインや顔にも使用可能です。
パナソニック スムースエピ ES-WG0A
パナソニックは12万円〜3万円程度のものが出ています。
VIOラインにも使用可能です。
ヤーマン レイボーテヴィーナス ビューティープラス
コードレスで防水なので、お風呂で使えます。
ヤーマンは5万円〜3万円のものが出ています。
VIOラインや顔にも使用可能です。
光脱毛器の体験談
夫が育児休暇を取得中の私をねぎらい、エステサロンに行ってみてはどうかと提案してくれました。
そこで、近くのミュゼのサロンに行って、脱毛について相談してみたところ、自宅でつかえる器具を紹介され、6万円程度かかりましたが、その場で購入。
結局、施術は受けませんでした。
その時の体験談を、施術の注意点とともにシェアします。
授乳中はホルモンバランスの乱れがあるのでスムーズに効果が出ないことがある
授乳中は、ホルモンバランスの影響により、メラニン色素が濃く出たり、発毛しやすくなったりすることがあります。
ミュゼの担当者からは、授乳が終わってから施術することをすすめられました。
しかし、育児休暇を最大限活用したかった私は、自己責任で、授乳中から施術をはじめました。
SSC方式を謳っている器具でもジェルなしで効果が出た
SSC方式のミュゼの器具は、ジェルを塗ってから光をあてる必要がありますが、その認識が私にはありませんでした。
面倒なジェル塗りを省き、ジェルなしで最大出力の光を脇・腕・脛・腹・顔に当てました。
しかし、施術したところは、無事に毛が生えなくなりました。
ピリピリと痛むのは効果が出ている証拠であり、妙な達成感が癒やしになりました。
施術部分は温かく、器具が接するところはひんやりと感じられる
出典:パナソニック公式サイト
器具によっては、照射面が冷たくなり、クーリングを同時におこなうことができます。
光があたったところは、全体的にほんのり温かく感じられ、その周りは、冷却機能付き器具の場合、ひんやりとします。
これが心地よくて癒やされました。
こまぎれに自分時間を確保することで癒やされる
子供が昼寝をしている間の30分をリラックスタイムにあてて、洗面所にこもり、可能な範囲で取り組みました。
腕や足は広いので片方ずつ、といった具合に、自分のペースで脇・腕・脛・腹・顔をまんべんなく施術していきました。
施術中は、あーだーこーだと考え事もはかどります。
刹那の自分時間がもてること自体、リフレッシュになりました。
自宅での施術をやめて3年たっても脇毛が生えてこない
この記事を執筆している現在、自宅での施術をやめてから3年以上たちます。
たとえば脇についての様子をお伝えすると、何本かひょろっとした毛は生えてくるものの、いまだに全体的に毛根の黒ずみは見られません。
ノースリーブでつり革をつかんでいても安心です。
まとめ
光脱毛器についてのメカニズム、メリットとデメリット、日常生活での脱毛方法、おすすめの器具について説明しましたが、いかがでしたでしょうか。
電動シェーバーは肌のダメージが少なく、産後の女性に適しています。
光脱毛器は自宅で手軽に脱毛を行うことができる美容器具であり、長期的なムダ毛ケアにもつながります。
ただし、使用方法によっては肌にダメージを与えることがあるため、使用前に取扱説明書をよく読み、正しく使用するようにしてくださいね。
コメント