お食い初めは気合を入れて
育休中の年末に、義理の母の手料理でお食い初めを行うことになりました。
本来ならば生後100〜120日ころに行うべきとのことで、私の子供の場合は少し過ぎてしまっていますが、年末年始を夫の実家で過ごすにあたってちょうどよい機会だと思いました。
Amazonでお食い初めの道具などを見ていたら、着物と袴のロンパースをおすすめされました。
一度きりのお食い初めや、お正月のおめでたい日、おしゃれさせるのも悪くはない!
そう思ったのがきっかけで着物と袴を手作りすることになり、かなり気合の入ったお食い初めになりました。
今回は、お食い初めの様子をご紹介。
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お料理は義理の母の手作り
私が着物と袴を手作りすることを事前に伝えていたため、義理の母はかなり頑張ってお料理を作ってくれました。
お食い初めの飯椀 ・汁椀・鯛皿・煮物椀・つぼ椀
お食い初めのメニューは、「一汁三菜」と言われていて、赤飯や、お吸い物、鯛の焼き魚、煮物、香の物を用意するのが主流です。
義理の母は以下のメニューを用意してくれました。鯛皿以外は大人の分も並べられました。
飯椀 … 赤飯。取り分けを前提に、四角い皿に盛ってあります。
汁椀 … 吸物椀。具はミツバ、シイタケ、鞠生。
鯛皿 … 鯛のお頭付きの皿。パイナップル飾り切りにいちごが乗り、茹でた大根とニンジンの飾り切りも添えられて、可愛らしい印象に仕上がっています。
煮物椀 … かぼちゃ、シイタケ、レンコン、ニンジン、インゲン。
つぼ椀 … 酢の物としてモズクと茹でたエビ、香の物として大根と柚子の漬物。
年末にお食い初めメニューをみんなでいただくと、正月が前倒しに
その他、お刺身や大きなタラバガニ、カズノコやこんにゃく、焼豚・昆布巻きなどもいただきました。
甘酒も赤ちゃんの分が用意されました。
年末におせち料理を前倒しでいただくような形になり、食べた人は皆お正月気分となりました。
お食い初めの意味
お食い初めの祝い膳は「一生食べ物に困らないように」という願いをこめた料理です。
それぞれのメニューにも様々な意味合いがあります。
赤飯の赤色には邪気を祓う力があるそうです。
吸物には「吸うちからが強くなるように」という願いが、具に用いられる二枚貝の蛤は「生涯の伴侶に恵まれますように」という願いがそれぞれ込められています。
鯛は、長寿な魚で、外側の赤と身の白い色がめでたく、お祝いの気持ちが込められます。
煮物は、旬の食材で構成します。今回は「先が見通せるように」ということでレンコンが採用されました。
香の物は「幸のもの」とかけて、幸せを願うメニューとなっています。
お食い初めの鯛の調理はむずかしい
尾頭付きの鯛を自宅で焼くと、焦げたり形が崩れたりする可能性があります。
また、尾頭付きの鯛は魚屋さんが仕入れていない日もあります。
事前に魚屋さんにお食い初め用として予約を入れておいて、ついでにお店で焼いてもらうようお願いすることをおすすめします。
お食い初めのやり方
さて、いよいよ本番。
時間がかかりましたが、無事にお食い初めをやりとげることができました。
食べさせる真似をするのは養い親
赤ちゃんに食べさせる真似をする役は「養い親」が行います。
「養い親」は、長寿にあやかるという意味から身内で最年長の人が行うことになっているそうです。男の子なら男性が、女の子なら女性が「養い親」となります。
お食い初めを行うのは女の子の赤ちゃんなので、今回は義理の母が「養い親」として食べさせる役を担いました。
食べさせ方は養い親にお任せする
「ご飯、吸い物、ご飯、魚、ご飯、吸い物」を3回繰り返す、なんていうやり方が書かれたサイトもありましたが、地域や家の流儀に従うべきで、必ずしもこの順番や方法にこだわる必要はありません。
義理の母に全てお任せしました。
赤飯や煮物を食べさせたり、甘酒を飲ませたりする真似が、終始ラフなスタイルで行われました。
赤ちゃんは途中泣きそうになりながらも、最後まで辛抱強くお付き合いしてくれました。
お食い初めは盛大に
お食い初めなんて、最初は真面目に行うつもりのなかった私ですが、ここまでしっかりとできると、達成感でいっぱいです。
お食い初めは、せっかくの育休中のイベントとしても、義理の父母とのコミュニケーションツールとしても、盛大に行って損はないと感じたのでした。
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