サッカーは世界中で人気があり、日本でも多くの子供たちがサッカー教室に通いたいと思っているようです。
しかし、サッカー教室は数多くあり、どれを選べば良いのか迷ってしまうことが多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、サッカー教室を選ぶときに気を付けたいポイントと、日本でサッカー教室を運営しているメジャーな組織をご紹介します。

子供たちがサッカーを楽しめるように、サポートしましょう。
サッカー教室を選ぶポイント
サッカー教室を選ぶときには、以下の3つのポイントに注目してみましょう。
- サッカー教室を選ぶポイント
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- 年齢に応じた適切な練習メニュー
- 教室の設備が整っている
- コーチの資格や指導方針・人数
- 送迎距離、保護者の当番制の有無
それぞれ詳しく説明していきます。
年齢別にサッカーの適切な練習メニューが実施されているか
サッカー教室では、年齢によってな学ぶべき技術やつけるべき体力、ミニゲームでとるべき戦術などが異なります。
そのため、サッカー教室では、年齢別に適切な練習メニューが実施されていることが重要です。
一般的に、サッカー教室では以下のように年齢別にクラス分けされています。
- 年齢別のサッカー教室のクラス分け
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- キッズクラス: 2歳〜5歳
- ジュニア低学年クラス: 6歳〜9歳
- ジュニア高学年クラス: 10歳〜12歳
それぞれのクラスを少し掘り下げて見てみましょう。
サッカー教室のキッズクラス(2~5歳)ではボールやルールに親しむ
まず、キッズクラスでは、サッカーの基本動作やルールを楽しく学ぶことが目的となります。
リフティングなどといった難しい技を学ぶのではなく、ドリブルや、手など全身を使ってボールと親しむメニューを取り入れるのが理想的です。
また、幼少期から眼球を動かすなどのビジョントレーニングを行うことも効果的だと言われていますので、そういった観点でのトレーニングを行うこともおすすめです。
試合は陣形をつくることができる年齢ではないので、ミニゲームは全員が無理なくボールにさわれる2対2や3対3が繰り返し行われるべきです。
サッカー教室のジュニア低学年クラス(6~9歳)では基本技術と戦術を身につける
ジュニア低学年クラスでは、サッカーの基本技術や戦術を身につけることが目的となります。
リフティングからのシュートや、ラダーを使ったアジリティトレーニングなどの練習メニューがおすすめです。
ボールに集まってダルマ状にならないようにすること、空いているスペースにボールを運ぶこと、仲間へのパス回しでゴールを狙うことなどを身につけます。
ジュニア高学年クラス(10~12歳)では応用技術を磨き戦術を理解
ジュニア高学年クラスでは、サッカーの応用技術を磨き、基本的な戦術を理解することが目的となります。
コーン&マーカードリブルやパス&シュートなどの練習メニューが少しずつ増えていきます。

メッシは日本のマーカードリブルを見て、こんな練習をしても上手くならないと言ったそうですが。。。
5対5、8対8、といった多めの人数でのミニゲームも取り入れられていきます。
サッカー教室を選ぶ際には、自分の子供の年齢やスキルに合ったクラスがあるかどうか、また、そのクラスでどのような練習メニューが行われているかを確認しましょう。
教室の設備は年齢別に最低限どのようなものがあるとよいか
サッカー教室を選ぶときには、教室の設備をチェックすることも重要なポイントです。
屋内のフットサル場を使って練習する教室もありますが、屋外の場合は、天候や季節によって子供の置かれる環境が変わります。
一般的なサッカー教室では、上記のような練習メニューに応じて、つぎのような設備が必要となります。
- キッズクラス(2〜5歳)の設備
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- 人工芝や土の質の良いグラウンド
- ボールやコーンなどの練習道具
- トイレや水道といった生活設備
- ジュニア低学年クラス(6〜9歳)の設備
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- 人工芝や土の質の良いグラウンド
- ボールやコーン、ラダーなどの道具
- トイレや水道、更衣室などの生活設備
- ジュニア高学年クラス(10〜12歳)の設備
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- 人工芝や土のグラウンド
- ボール、コーン、ラダー、マーカーなど
- トイレや水道、更衣室、シャワーなど
サッカー教室を選ぶときには、子供の年齢などのレベルにあう設備があるかどうか、また、その設備の維持管理状態が問題ないかどうかを確認しましょう。

雨、寒さ、暑さへの対応状況も確認しましょう。
コーチの資格や指導方針はどのようなものか・人数は足りているか
サッカー教室を選ぶときには、コーチの資格や指導方針も重要なポイントとなるでしょう。
コーチは、子供たちのスムーズな上達や、楽しみながら練習することを、サポートする存在です。
その資質や人柄によって子供たちのモチベーションや成長に大きな影響を与えます。
コーチがつぎのような資格や指導方針を持って、指導しているのであれば安心です。
- キッズクラス(2〜5歳)
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- JFA公認のキッズリーダー資格
- 子供たちの個性や発達段階に合わせた指導
- 子供たちの自主性や創造性を尊重
- 子供たちが楽しみ、笑顔でいられるような指導
- ジュニア低学年クラス(6〜9歳)
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- JFA公認のD級コーチ資格
- 基本技術や戦術を深く理解させる
- 協力姿勢や、チームワークを育むよう促す
- 結果だけでなく、挑戦や努力を評価する
- ジュニア高学年クラス(10〜12歳)
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- JFA公認のC級コーチ資格
- 応用技術や戦術の発展を促す
- 自己評価や目標設定を支援
- 自信や責任感を高めるサポート
サッカー教室を選ぶときには、自分の子供の年齢に合ったコーチがいるかどうか、また、そのコーチの資格や指導方針はどのようなものかを確認しましょう。
また、教室の子供の人数に対して、コーチの人数が足りているかも重要です。

子供たちとのコミュニケーションをとる様子なども確認しましょう。
ジュニア高学年以上の女の子の場合、女性コーチがいると安心
女性がサッカーをする上では、成長にともなう女性特有の問題が生じることがあります。
10歳程度までは、男の子に混ざって練習できるので、あまり気にする必要はありませんが、ジュニア高学年では、女性コーチが1人でもいた方が安心です。

また、他にも女の子がいる教室であれば、様々な悩みを共有できます。
日本の女子サッカーは強く、女子サッカーチームは増加中
出典:なでしこジャパン
女の子のための環境がまだまだ整っておらず、女の子に一歩を踏み出させることをためらう親御さんもいらっしゃることでしょう。
しかし、日本の女子サッカーは結果を出していますし、女子サッカーチーム、女性のコーチは現在増えてきています。

私の娘のいる教室では、女性コーチが2人もいます。
日本でサッカー教室を運営しているメジャーな組織
日本でサッカー教室を運営しているメジャーな組織は以下のようなものがあります。
✔ Jリーグクラブのサッカー教室
・ Jリーグの選手やコーチが直接指導
・ Jリーグの試合やイベントに参加できる
・ Jリーグのクラブに入団する機会も
例:FC東京サッカースクール、東京ヴェルディサッカースクール、マリノスサッカースクール、ガンバ大阪ジュニアスクールなど
✔ 日本サッカー協会(JFA)の教室
・ JFAの公認コーチが指導
・ JFAの技術指導基準に沿ったカリキュラム
・ JFAの各種選抜や代表に選ばれる機会も※
※アカデミーの場合
例:JFAアカデミー、リベルタサッカースクールなど
✔ その他の民間のサッカー教室
・ 様々なコンセプトや特色
・ 費用・場所・時間に様々な選択肢
例:ソルティーロファミリアサッカースクール、はなスポサッカー教室、アミティエスポーツクラブ、CTTサッカースクール、クーバー・コーチング、ユアササッカークラブ、JSNサッカークラブなど

なるべくたくさんの場所に教室を展開しているところを挙げてみました。
✔ 日本スポーツ協会のサッカー教室
・ スポーツ少年団として各地で運営
・ 1回の練習時間は長めにとられる
・ 父母のボランティアによる監督、コーチ
・ 父母会、お茶当番などの負担
・ 費用が月2,000円〜4,000円で安価
例:玉川スポーツ少年団など
サッカー教室を選ぶ際には、自分の子供の目的や興味に合っているか、大人の負担はどの程度かなど、実際に見たり聞いたりして確認しましょう。
また、評判や口コミ、体験レッスンなども参考にしてみましょう。
まとめ
この記事では、サッカー教室を選ぶ際に気を付けたいポイントと、日本でサッカー教室を運営しているメジャーな組織をご紹介しました。
サッカー教室は子供たちのサッカーの上達や楽しさをサポートする場所です。
自分の子供に合ったサッカー教室を見つけて、サッカーの魅力を存分に味わってください。
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