自由研究ノート

ジャック・オー・ランタンは昔カブだった!赤い大根で作ってみる

自由研究ノート

昔は何でランタンを作ったの?

ハロウィンといえば、かぼちゃのランタンですよね。

でも、昔はかぼちゃではなく、カブで作っていたとされています。

その「昔のランタン」を、娘と一緒に、赤い大根で再現してみました。

自由研究のきっかけは「おかし入れ」

テーマを決めたのは、娘の小さな「なんで?」でした。

まずは、きっかけと進め方から紹介します。

紙のかぼちゃから生まれた疑問

娘はハロウィンの前に、学童で、かぼちゃ型のおかし入れを作りました。

オレンジの紙をはって、黒い三角の目と鼻をつけたものです。

Smile
Smile

何でかぼちゃなんだろうって思った。

ネット検索だけで終わらせない

出典:ChatGPTにて生成

娘から「なんで?」が出たら、私の出番です。

答えを先に教えず、調べて、作って、確かめる流れにそっと誘導します。

娘が自分で気づいたと思えるように、道を用意しておくのがコツです。

Lucky
Lucky

検索した答えを教えても印象に残りません。

今回の作戦
  • 答えはすぐに教えない
  • スーパーの売り場で実物を見る
  • 自分の手でランタンを作ってみる
  • 最後に世界地図で、ランタンの旅をたどる

ジャック・オー・ランタンは昔カブだった

 

調べてみると、ランタンの歴史は意外な旅をしていました。

はじまりはヨーロッパで、材料はかぼちゃではありませんでした。

世界地図を片手に、ランタンの旅をたどってみます。

はじまりはアイルランドとスコットランド

出典:ChatGPTにて生成

ハロウィンのもとは、ケルト人の「サウィン」という秋のお祭りとされています。

アイルランドやスコットランドでは、カブやじゃがいもに顔をほってランタンにしていたそうです。

窓やドアの近くに置いて、悪い霊を追いはらうためだったと言われています。

出典:ChatGPTにて生成

ハロウィンの昔話
  • ケチなジャックという男が、悪魔をだました
  • 死んだあと、天国にも地獄にも入れなかった
  • 悪魔にもらった火種をくりぬいたカブに入れ、今も歩きつづけている

この「カブのランタンを持ったジャック」が、名前の由来とされています。

アメリカでかぼちゃに変わった

出典:ChatGPTにて生成

1800年代、アイルランドからたくさんの人がアメリカへ移り住みました。

移民の人たちは、ハロウィンの習慣もいっしょに持ちこみました。

アメリカでは、カブよりかぼちゃのほうがたくさんとれて、顔がほりやすかったそうです。

  カブ(昔) かぼちゃ(今)
主な場所 アイルランド・スコットランド アメリカ
大きさ 小さめ 大きい
ほりやすさ 硬くてたいへん ほりやすい

日本に広まったのは1980〜90年代

出典:ChatGPTにて生成

日本では、1980年代に原宿でハロウィンのパレードが行われたとされています。

1990年代後半には、テーマパークや街のイベントで一気に広まったそうです。

私が子どものころには、ハロウィンをした記憶がほとんどありません。

Lucky
Lucky

日本ではコスプレ文化と融合しました。

今もスコットランドではカブを使う人がいる

出典:ChatGPTにて生成

今のスコットランドでは、アメリカの影響でかぼちゃが主流になっていますが、カブのランタンを作りつづけている人も多いそうです。

カブがこげるにおいが「ハロウィンのにおい」だという人もいるほどです。

ランタンに使うカブは「ニープ」や「ルタバガ」とよばれるスウェーデンカブですが、日本のかぶより大きく、とても硬い野菜です。

現地では、電子レンジで少し温めて柔らかくすると、ほりやすいと紹介されています。

スーパーで見つけた「観賞用」かぼちゃ

材料を探しに、近所のスーパーへ行きました。

売り場には、ハロウィン用のかぼちゃがいろいろ並んでいました。

そこにも、研究のヒントがありました。

「食べられません」と書かれたかぼちゃ

大きなオレンジのかぼちゃには、「観賞用」の表示がありました。

タグには「食べられません」と書かれていて、税込3,278円でした。

Smile
Smile

かぼちゃは大きくて重かった。

となりには、シールで顔をつけたミニかぼちゃ(税込267円)も並んでいました。

Frank
Frank

観賞用のかぼちゃは、食べずに飾るだけにしよう。

ランタン用のオレンジかぼちゃは、食べられる品種でも水っぽいものが多いとされています。

食用として買う場合は、表示を確認しましょう。

カブの代わりに選んだ紅くるり大根

同じ売り場で見つけたのが、丸くて赤い「紅くるり大根」です。

1個税込267円で、ちゃんと食べられます。

丸い形が昔のカブのランタンに近いので、これで作ることにしました。

カブも大根も、同じアブラナ科の仲間なので「カブのいとこ」で昔のランタンを再現した、という位置づけです。

赤い大根ランタンの作り方

ここからは、実際の作り方です。

包丁を使う作業は私、スプーンでほる作業は娘が担当しました。

手順と、作ってみて気づいたことを紹介します。

用意するもの

道具は、家にあるものでほとんどそろいます。

くりぬき器があると、中をほる作業がぐっと楽になります。

明かりは、火を使わないLEDにしました。

大根のランタンの材料
  • 紅くるり大根(丸いもの)1個
  • 包丁・果物ナイフ(大人用)
  • スプーン、またはくりぬき器(Amazon)
  • 油性ペン(顔の下書き用)
  • LEDキャンドル(Amazon)
  • キッチンペーパー

作り方の手順

大根のランタンの作り方
  • 油性ペンで、顔の下書きをする
  • 上を2cmくらい切って、ふたにする(大人)
  • 底をうすく切って、立つようにする(大人)
  • 切り口に包丁で格子状の切れ目を入れ、スプーンで中をほる
  • 壁が1cmくらい残ったら、顔の部分をナイフで切りぬく(大人)
  • 中の水分をふき取り、LEDキャンドルを入れてふたをする

まずは、ペンで顔の下書きをします。

三角の目と鼻、ギザギザの口が定番です。

下書きができたら、ほる作業に入ります。

皮の近くにナイフで切れ目をいれて、スプーンでほります。

Lucky
Lucky

ナイフや包丁は私の担当。

作ってみて気づいたこと

中をほっていくと、赤い汁がじわっと出てきました。

大根は水分が多いので、底に汁がたまります。

Smile
Smile

ほったら手が痛くなった。

顔の部分は、切れ目を入れてから指で押し出しました。

三角の目が、ぽこっとパズルのパーツのように抜けました。

汁はキッチンペーパーでぬぐい、LEDを入れて部屋を暗くすると、ランタン全体が赤く光りました。

かぼちゃのオレンジとはちがう、少しこわい雰囲気です。

大根は1〜2日でしなびるので、写真は当日に撮るのがおすすめです。

科学コーナー

作りながら出てきた「なぜ?」を、まとめておきます。

断面を見ると、外側の皮がいちばん濃い赤でした。 中心から外に向かって、放射状の線が広がっていました。

なぜ紅くるり大根は中まで赤いの?

赤い色は、アントシアニンという色素によるものとされています。

紅葉の赤や、赤じその色と同じ仲間です。

なぜ底をうすく切るの?

丸いままだと、ころがって安定しません。

底を平らにすると、明かりを入れても倒れにくくなります。

なぜろうそくではなくLEDなの?

野菜の中は水分が多く、ろうそくの火は消えやすいです。

LEDなら火事の心配もなく、子どもだけで飾っても安心です。

Frank
Frank

明かりは火を使わないLEDが安全。

地図はアメリカを真ん中にすると伝わりやすい

日本でよく見る世界地図は、日本が真ん中です。

この向きだと、アイルランドからアメリカへの矢印が地図の端をまたいでしまいます。

アメリカが真ん中の地図なら、ランタンが「西へ西へ」旅したことが一目でわかります。

アレンジのヒント

赤い大根ランタンは、ほかの研究にもつなげられます。

材料を変えたり、くりぬいた中身を使ったりするのもおすすめです。

実験アイデア
  • かぼちゃ・カブ・大根で比べる:硬さや、光の透け方のちがいを比べる
  • くりぬいた中身を甘酢漬けに:お酢を入れる前と後で、色の変化を写真に撮る
  • 紅葉とつなげる:赤い葉っぱの色と、大根の赤を比べてみる

ハロウィンが終わっても、「なんで?」は続きます。

身近な野菜から、世界の歴史まで旅できるのが、自由研究の面白さです。

Lucky
Lucky

ぜひ昔のランタンを作ってみてください。

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