シール貼りは習慣づけに効く
我が家の2歳の子供は、よく机に向かって鉛筆を持ってドリルをこなしています。
きっかけは、子供が2歳になりたての頃、祖母が100円ショップで子供と一緒に買ってきたシール。
今回は、シール貼りから鉛筆を使った学習にまで発展した経緯や、目の当たりにしたシールの威力についてご紹介します。
※当ブログでは楽天アフィリエイトのリンク画像を一部で使用しています。
シールは楽しい
シールを台紙から剥がして、別の紙に貼り付ける作業は、子供にとって大変楽しいようです。
シール貼りが楽しい理由はたくさん
子供が楽しんでいる様子を観察していると、以下の要素を特に楽しんでいるようでした。
・作業が上手になる達成感を味わえる
・貼るという簡単な操作で、作品を創造できる
・様々な大きさ・絵・材質があり飽きない
・収集する楽しみがある
とはいえ、シールなんて家具を汚すだけで、既製品を貼る作業なんて時間の無駄、創造性を育むこともなかろうと私は考えていました。
シールを貼ることが上手になる
子供はシールを貼り付ける作業が大好きです。
余っていた手帳を台紙の代わりに子供に与えてみました。
子供は100均等で購入したシールを様々な法則で自由に貼っていきました。
だんだん、シール同士が重ならないように上手に手帳へ貼り付けるようになりました。
シールで作品を作る
狙った場所に上手にシールが貼れるようになると、いつしかシール貼りは創造の作業へと変化しました。
ときには、シールの枠すら、大胆に貼り付けました。
シールには様々な大きさ・絵・材質がある
シールには、和紙のような手触りのもの、光が反射するもの、厚みのあるものなど、様々な大きさ・絵・材質があります。
私の子供は厚みのあるシールが大好きで、シールを貼り付けた手帳は分厚くなりました。
シールを収集するのは楽しい
100円ショップには、膨大な種類のシールがあります。
・トイレで大小できたとき
・野菜をたくさん食べられたとき
など、100円ショップに行って、2、3個ずつシールを買うようになりました。
子供はあれもこれも欲しいと言って目を輝かせてシールを選びます。
シール収集は1年経っても続いています。
学研の「シールであそぼう」「シールでおけいこ」
シールの好きな子供に、父親が、Amazonで目にしたドリルを買ってきました。
同シリーズには、2歳用2冊、3歳用2冊が売られています。
2歳 シールであそぼう (学研の幼児ワーク はじめてできたよ)(Amazon)
頑張りシールがモチベーションになる
学研のドリルには、様々なキャラクターの「がんばりシール」が付属していて、初めてできたページに貼ります。
ドリルは、最初は簡単、後ろのページになるほど難しくなる構成で作られていますが、頑張りシールを貼るために、なんとか終わらせようと子供は頑張ってくれます。
実際の我が子の作品
ドリルの各ページには、年齢別に様々なテーマでシールが用意されています。
お皿にお料理を貼り付けるページがあれば、、、
のりものを法則に従って貼り付けるページ等、様々なテーマのシールがありました。
線を描くことに挑戦
線や簡単なひらがなを書いてみるページもありました。指で線をなぞったり、鉛筆で線をひいたりします。
2歳なりたての我が子には難しかったようで、ぐちゃぐちゃになってしまいました。
右側の「か」と「の」は、書き込みすらせずにがんばりシールを貼ってしまっています(笑)。
線を引く作業を習得
☆から○に向かって線を引くやり方は、初めてのタイミングでは習得できませんでした。
しかし、1ヶ月もすると、上の写真のように線を上手に描けるようになりました。
子供は大人を真似たがる
子供は大人のマネをするのが大好きです。
最初は家にあった六角形の断面の鉛筆を子供に持たせていました。
しかし、子供は鉛筆よりもボールペンに憧れていたようで、いつの間にか私のカバンからフリクションペンを引っぱり出してきて、作業していました。
幼児には鉛筆よりもフリクションペンが向いている
フリクションペンは優秀です。クリアな線が描けるし、消すことも簡単。芯が折れる心配もありません。
フリクションペンは案外、幼児に向いているかもしれないと感じました。
まずは自分が思った通りに描ける楽しさをフリクションペンで知ってもらうことで、机に向かって作業することへのモチベーションが上がったようです。
七田式の「10の基礎概念」
お正月、父方と母方双方の祖父母の家に行くにあたって、万が一子供がぐずった時を想定して、おもちゃを買い増す必要が出てきました。
七田式 10の基礎概念『大小』 2.3歳〜(Amazon)
※デザインが変更されました
学研のドリルに味をしめた私は、他にも何かないかしら、とAmazonを検索し、七田式という耳慣れない(いえ、有名だったようです)名前の付いたドリルに行きつきました。
とりあえず、在庫があるもの全部、発注しました。
七田式はボリュームが少なく、あっという間に終わってしまってコスパが悪いというレビューもありましたが、実際に取り組んでみた結果、そんなことありませんでした。
例えば、上の写真のページ。
様々な例を挙げて、大きい・小さい・中くらいを説明して取り組めば、このページでも20〜30分かかります。
ちなみに、クジラやオットセイの大きさを比較するには、「くらべる図鑑」がオススメ。
[新版]くらべる図鑑 (小学館の図鑑 NEO+プラス)(Amazon)
出典:Amazon
図鑑、絵本などからいくつかの情報を組み合わせて説明していくと、子供はよく理解できたようで、目を輝かせて取り組んでくれました。
大人は、答えを先に言わないように我慢してさえいれば良い、という感覚でした。
学研の「はじめてのおけいこ」で鉛筆を練習する
ドリル形式に慣れてきたころ、父親が買ってきた学研の鉛筆バージョンのドリルにも興味津々で取り組むようになりました。
2~4歳 はじめてのおけいこ (学研の幼児ワーク)(Amazon)
かわいらしい三角断面の鉛筆がついてくるセットもあります。
がんばりシールを貼るスタイルは他のと同じ。
2歳でも鉛筆の持ち方を学ぶことはできる
付属の三角形の鉛筆は、持ちやすいようで、フリクションペンじゃなくても上手く扱えるようになってきました。
おわりに
最初は、祖父母の家への移動時間など、スキマ時間を埋めるためのグッズとして渋々、シールと貼るための台紙を与えていました。
子供がドリルの作業を楽しむまでになろうとは思いませんでした。
自分でやりたいと言ってドリルを引っ張り出してきては、ローテーブルに向かって座り、一生懸命鉛筆を握る後ろ姿はほっこりさせられます。
恐るべし、シールの威力。恐るべし、近年のよくできた教材たち。
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