自由研究ノート

秋の嬬恋で見つけた宝物〜親子で楽しむ自然観察と創造力あふれる時間〜

自由研究ノート

嬬恋鹿沢の秋はスリル満点で楽しい!

紅葉が色づく10月、嬬恋鹿沢で過ごした一泊二日は、まるで宝探しのような時間でした。

クマベルを鳴らしながらドキドキの森散策、星空、そして溶岩の大地に作られたアスレチック。

小学1年生の娘とともに、秋の自然が教えてくれるたくさんの発見を楽しんできました。

熊鈴を鳴らしながら〜秋の森で出会った自然の宝物〜

嬬恋村のホテルに着いてすぐ、わたしたちは周辺の散策に出かけました。

最近のニュースでクマの出没が話題になっているので、しっかりと準備をして、親子で自然観察を楽しむことにしました。

笹の茂みとドキドキの散策

出展:消音機能付き熊鈴(Amazon)

ホテルで貸してもらったクマベルや、家から持ってきた笛をならしながら、家族3人で森の小道を歩きました。

笹が茂っている場所に、よくクマがひそんでいます。

Lucky
Lucky

あの茂みに…と想像してドキドキしました。

でも、この緊張感も自然の中だからこそ感じられる貴重な体験。

Frank
Frank

無事だったから言えることですが。。

色とりどりの楓の葉っぱ

散策路には、いろいろな種類の楓の木がありました。

緑から黄色、オレンジ、そして真っ赤に染まった葉っぱたち。

同じ楓でも、種類によって色づき方が違うんですね。

ちょっと怖いけど興味深い山の植物やキノコたち

秋の訪れを感じさせる印象的な植物やキノコに出会いました。

その中でも特に目を引いた、4種類の「美しくも恐ろしい」いきものたちをご紹介します。

ヤマトリカブト

森の中で、ひときわ鮮やかな紫色の花が目に留まりました。

雅楽の衣装の鳥兜(とりかぶと)に似た形の花が咲く、ヤマトリカブトです。

その美しい姿とは裏腹に、全草にアコニチン系の猛毒を含むことで知られる、日本三大有毒植物の一つです。

秋の山を彩る花であり、華道にも使われますが、触れることは危険なため、その姿を静かに楽しみました。

マムシグサ

次に紹介するのは、少し不気味な雰囲気さえ漂うマムシグサです。

蛇のマムシが鎌首をもたげたような葉の姿(仏炎苞)から、この名前がつきました。

この植物も有毒で、特に秋になるとトウモロコシのような真っ赤な実の集まりをつけますが、これも強い毒を持っています。

森の薄暗い場所で出会うと、その独特の存在感に思わず足を止めてしまいます。

ベニテングタケ

最後は、まるでおとぎ話の世界から飛び出してきたような、ベニテングタケです。

鮮やかな赤い傘に白いイボイボが点在する姿は、非常に可愛らしく目を引きます。

しかし、これも有名な毒キノコで、幻覚や嘔吐などを引き起こす毒性成分を含んでいます。

シラカバやマツなどの樹木の近くに生えることが多く、森の秋の風景に強烈なアクセントを加えていました。

ニガクリタケ

散策路の脇、朽ちた木や切り株に、黄色いきのこが群生していました。

これはニガクリタケと呼ばれるきのこです。

食用のクリタケに似ているため間違えやすいのですが、その名の通り非常に強い苦味があり、猛毒を持つことで知られています。

釣り池で見つけた家族の楽しみ方

ホテルに併設されたキャンプ場には、ニジマスが放流された釣り池がありました。

わたしたちは釣りはしませんでしたが、他の家族連れが楽しそうに釣りをしている様子を観察することができました。

ニジマスがピチピチ〜観察するだけでも楽しい釣り池〜

釣り池では、お父さんとお母さん、子どもたちが一緒に釣り糸を垂らしていました。

「釣れた!」という歓声があがるたび、周りの人たちも一緒になって喜んでいる様子が印象的でした。

Smile
Smile

たくさん釣れる人と、ぜんぜん釣れない人がいるね。

Frank
Frank

水の上から見える所にいるニジマスは警戒心が強くて釣りにくいんだ。

丘の上でのんびりタイム

釣り池の近くの丘に登ると、嬬恋の広大な景色が一望できました。

遠くに見える山々、秋の澄んだ空気の中で、家族でぼーっと景色を眺める時間は、なんとも贅沢なひとときでした。

日常の忙しさを忘れて、ただただ自然の美しさに浸れる、そんな時間の過ごし方もいいものです。

雲間から現れた満天の星〜深夜の天体観察会〜

2025年10月初旬の夜、わたしたちは思いがけず、素晴らしい星空との出会いを経験しました。

標高1,400メートルの休暇村ならではの澄んだ空気と、都会では味わえない暗い夜空が、忘れられない天体ショーを見せてくれたのです。

月明かりに誘われて

夜中の12時頃、みんなで寝ようと横になっていたとき、部屋が妙に明るいことに気がつきました。

途中まで曇っていた夜空から、いつのまにか月明かりが眩しく部屋の中まで照らしています。

この夜の月は月齢20日過ぎで、下弦の月に向かう少し欠けた月でしたが、それでも十分に明るく、まるで天然のスポットライトのようでした。

双眼鏡で見る月の表面

窓を開けて夜空を見上げると、雲間から星がたくさん見えるではありませんか。

大人たちが騒いでいると、娘も目を覚まして、一緒に星空観察を始めました。

家から持ってきた双眼鏡で月を見ると、クレーターのでこぼこがはっきりと見えて、まるで宇宙に手が届きそうな感覚に。

秋の星座たちとの出会い

月明かりで明るい夜空でしたが、雲の切れ間に、星座が見えました。

写真の左上、雲の上に見えている星々は「ぎょしゃ座」という星座の一部です。

ぎょしゃ座は、冬の星座を代表する星座の一つで、五角形をしています。

Frank
Frank

写真の上、ひときわ明るい星がカペラという一等星です。

宇宙の神秘に思いを馳せる

東の低い空には、木星が輝いていました。

標高の高い嬬恋村だからこそ、こんなにきれいに星が見えるんだなと実感しました。

深夜の思いがけない天体観察会は、家族みんなの心に残る特別な時間となりました。

まとめ〜自然の中で見つけた親子の宝物〜

嬬恋村での一泊二日は、予想以上にたくさんの発見と学びに満ちた時間となりました。

熊鈴を鳴らしながらの散策では、自然への畏敬の念を。

色とりどりの紅葉からは、季節の移ろいの美しさを。

深夜の星空観察では、宇宙の壮大さと神秘を学びました。

コメント